「TOKYO GIRLS PARADE」は、日本最大のファッションフェスタ「東京ガールズコレクション(以下TGC)」のプロモーションのために開発した、女のコにターゲットをしぼったWebコンテンツである。まず9回目を迎えるTGCの新しいシカケとして、ユーザー参加型のサイトを用意した。ユーザーはスロットとパレットでアバターのファッション、髪型、メイクをカスタマイズし、バーチャルTGCステージにデビューさせ、様々なスタイルをした他のアバターたちと世界各地をパレードする様子を楽しめる。

ここをセントラルサイトとして、スポンサーサイト・SNS・ブログなど様々なサイト上で、またTGC当日のステージバックの巨大ビジョンやブースの100インチビジョンでと、アバターたちはあらゆる場所で形を変えた大規模なパレードを繰り広げた。このように展開全体で「日本のリアルクローズを世界へ」というTGCのテーマを体現している。

本プロジェクトの特徴は、TGCのプロモーションサイトにもかかわらず、日本の代表的な企業8社の協賛を獲得し、展開できたことである。

「マイアクセサリーボックス」には各社オリジナルのアイテムが用意されており、コーディネートに必要なアクセサリーを獲得するために協賛企業のサイト訪問をうながすなど、1社だけではつかまえにくいネット上での10代後半~20代の女性層へのブランドアピールが可能となった。

また特別メニューのPOND'Sでは、アバター自体がPOND'Sサイト側に登場し、商品の洗顔料でメイクを落とした後、メイクアップアーティストにメイクを施されて本サイトへ戻ってくる、という形で連動している。

TGCの開催告知やイベントレポートと共に、日本経済新聞をはじめ、テレビ・新聞・雑誌・WEBなど多くのパブリシティに取り上げられた。特にブログパーツは、元々はTGCを知らないユーザーでも“かわいいブログパーツ”としてはられていることも多く、リアルターゲットに響いた結果だといえる。

TGC '09 A/W当日、東京ガールズパレードは、会場連動コンテンツとしてMCのココリコや椿姫彩菜さん等に紹介された。

当日までに作成されたコーディネートの優秀なアバターが実際のステージバックのビッグビジョンに登場し、専用ブースでは、100インチビジョンのランウェイに登場した自分のアバターをケータイで撮影する女の子たちで、始終大賑わいをみせた。